5月2日(金) 「憲法施行61周年 講演と映画のつどい 大阪府民集会」が、クレオ大阪東で開催されました。 講演スピーカーは、高橋哲哉(東京大学教授)さん。テーマは「戦後憲法の歴史からみえてくるもの」高橋さんは、今年の4月に読売新聞社が行った世論調査の内容から話を始められました。 調査によると、護憲43%・改憲42%で、わずかではありますが護憲派が上回っていました。しかも9条だけを見ると、変える必要なしとした人は60.1%で、必要有りの30.7%と大きく開いた結果となったのです。読売新聞社は、1993年より毎年世論調査を行っているそうですが、1993年の改憲は50%、2004年が最も高く65%だった数字が、今年逆転をしたのです。(読売新聞の調査で!) また、4月17日には、名古屋高裁において、航空自衛隊のイラク派遣は、違憲であるという判決が出されました。高橋さんは、今「憲法」を護る追い風が吹いていると言われました。 しかし、名古屋高裁判決に対し、田母神航空幕僚長の「そんなの関係ネエ」発言には、本当にびっくりしました。また福田首相も「国の判断」とやらを押し出し、海外派兵に関する恒久法を年内に作ろうとしているのだそうです。 『若者を見殺しにする国』を著した赤樹智弘さんの「派遣労働の現場で、毎日人間としての尊厳がずたずたにされる現実から、平和や護憲運動への不信が生まれ、絶望の中で戦争を待望する」という発言を紹介しながら、高橋さんは、一見平和に見える状況の中で平和でない生き方を強いられている人々がいること、沖縄や在日の人たちの問題も取り上げながら、戦後の平和は、さまざまな人を犠牲にしていることを忘れてはならないと強く主張されました。抑圧されている人、疎外されている人、排除されている人の尊厳の回復や平和なくして「憲法」は語れないのだと・・・ 「憲法」を護るということは、「憲法」を活かすということであり、9条を実現していくことなのだと・・・ 映画は『戦争しない国 日本』のダイジェスト版でした。戦争をした事実は、その悲惨さをたくさん映し出していました。戦後60年以上、日本は戦争をしてなかったこともまた事実です。しかし、戦争への道が着実に続けられていることも映画は語っていました。 1949年、アジアにおけるアメリカの軍事的威力を顕示するため、日本の再軍備を進める秘密文書が書かれました。その文書どおり1950年には警察予備隊が結成され、翌1951年には日米安全保障条約が締結されています。砂川闘争に立ち向かうお母さん達の顔に、私たちが忘れてしまったものがあるような気がしました。 70年安保は、私の学生時代でした。時の佐藤首相に対し行っていた行為が社会の流れを変えると強く思っていた時代でもありました。 日本からベトナムに向かったたくさんの戦闘機、当時映像でしっかり見た湾岸戦争、わけのわからないイラク攻撃・・・アメリカは60年間で20カ国と戦争をしています。「集団的自衛権」を持って日本も戦争をする国になるのですかと、映画は私たちにしっかりと問うていました。 今日は、憲法記念日です。憲法が施行されて61年がたちます。 |
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